NSX誕生30周年にあわせて、世界中から多くのお祝いのメッセージが届きました。これらを初代NSXのLPLであった上原繁さんにお届けし、これまでの30年を振り返って私たちオーナーに対してメッセージをいただきました。これらに加えて”The Spirit of NSX”と題したパネルとともに冊子(デジタルブック)としました。多くのNSXオーナーの方にお読みいただけると幸いです。
We translated this video message from Mr. Uehara into English and show below.
Hello everyone, my name is Uehara, and I was in charge of the NSX development. Thirty years have passed since the car was launched in 1990 and I would like to thank you all for your patronage over the many years.
The NSX is a car that Honda was determined to make. One of the great joys of working on the NSX is that I had been able to work on it from the beginning to the end, and I have been able to see the smiles on the faces of so many owners. There have been many owners who have told me, “This car changed my life”. Cars like that don’t come along very often. I’m very grateful for this.
The NSX, with its all-aluminum body, has special durability. It is also said that the design is less likely to deteriorate. I have driven my NSX for 30 years and it has never let me down. The NSX is a car that can be used for a long time so I hope that you will continue to everyday enjoy a wonderful life with your NSX.
Also, I would like to take this opportunity to thank the many people who have supported the NSX over the years. Thank you very much.
2006年にNSXフィエスタに相当するアメリカのイベント「NSXPO」がオーランドで開催された時に遡ります。NSXCA(NSX Club of America)が上原さんを招待していた年です。「NSX誕生20周年を迎える2010年に日本に来ないか。皆でお祝いをしようじゃないか」。2008年にはスイスのクラブがルマン・ブガッティーサーキットで開催したイベントにNSXCAの会長、上原さん他と共に見学・参加した際に、彼らにも参加を打診しました。そして今年、彼らが来日・参加したNSXフィエスタ2010は素晴らしいプログラムを用意いただき、また参加者の皆さんの協力もあって、20周年を祝うにふさわしい盛り上がりのあるイベントとなり、海外からの参加者も満足し、余韻を残しての帰国になったと思っています。
「Welcome party for worldwide NSX friends」と題したパーティーを、ホンダ青山ビル2階をお借りして開催することができました。その前には通常営業終了後のウェルカムプラザで、ASIMOが英語でのプレゼンテーション。これもサプライズでした。各自ASIMOとのツーショット記念写真の後、階上へ。このパーティーはクラブメンバーによる手作りのパーティーでした。テーブルや室内のデコレーションもクラブ員のアイデアによるものでしたが、それはそれでまた素晴らしいもので、彼らの心を掴んだものになりました。在日のイギリス人クラブ員の歓迎メッセージに続き、お忙しい中にも関わらず、本田技研工業の取締役さまからもご挨拶いただきました。続いてアメリカ、オーストラリア、カナダ、香港からの代表からのコメントをお願いしました。非常にタイトなスケジュールの最後で疲れも懸念していましたが、皆楽しんでくれているようで何よりでした。ここでの食事も素晴らしく、ふたりのベジタリアンとひとりの小麦アレルギーのメンバーにも即座に特別メニューを調理いただき、彼らも感激していました。鈴鹿でのサプライズの4名の選出をジャンケンで決めたり、20周年記念ジャンバーを配布したりで、参加した20名を超すジャパンのメンバーとの一体感も得られたいいパーティーでした。ただ日程的な問題等から、ヨーロッパ組の参加が得られなかったことは残念に思っています。