NSX フィエスタ 2002

2002.11.17-18. 鈴鹿サーキット

本来なら昨年鈴鹿での開催だったので、順番からすると「もてぎ」なのですが、開催地は今年も鈴鹿です。「今後もフィエスタは鈴鹿のみ」とのウワサも聞こえていますが、今年は初めての試みとして、JGTC観戦をプログラムに組み込んだためなのでしょう。ただ、昨年と違うのは、天候です。11月17日は快晴でスタート、18日もやや風が強くなりましたが、連日好天でした。

初日の17日はレース観戦のためか鈴鹿サーキット周辺は渋滞しており、フィエスタ参加のオーナーの中にも到着が遅れる方がおられ、開会式も約30分ずらしてのスタートとなりました。相変わらず受付の対応は手際が悪く、「過去最高の参加者」というならもっと窓口を増やし、説明や配布物もスムーズにすべきと思いました。この余波は開会式におよび内容で調整を強いられる結果となったのですが、フィエスタ進行に際しての注意事項説明はもっとも重要なことであり、これが短縮されるのは非常に不可解でした。他に調整の方法はあったと思います。

受付が終わると、正面ゲート横の駐車場に色ごとに一時駐車します。もうあちこちで、NSX談義が始まっています。年に1度の祭典、全国から駆けつけるのですから、ここでしか会えないオーナーも居るし、ここでしか見られない車もあるでしょう。今年で11回目ともなると、すっかり定着し、みなさんも顔見知りも随分増えたことと思います。再会を喜び合うひとときです。今年は、北海道からの参加はなく、北は東北(恐らく岩手)、南は鹿児島から参加がありました。ジャパンも全国から40名を越すクラブ員が集いました。それにしても、新型Type-Rは、思っていたより多く来ていますねぇ。驚きです。

程なく、パレードのために全車、西パドックへ移動します。公道を移動するため、一般車の迷惑にならないようサーキット側の配慮があり、指示に従います。このあたりは、さすがです。しかし、同じ色のNSXが何十台も連ねて動くというのは、何か圧倒されますね。レース前、ピットウォークが行われている頃に、何万という観客の前をパレードです。先頭は赤だったと思います。私は白なのですが、コース上では二列縦隊で前も後ろも白なんです。客席から見ていた人は「きれいだった」と言いますが、ドライブしている側から見ると「何か変、気持ち悪い」感じでした。

パレード終了後、レース観戦スポットのひとつであるピット上に設けられたホスピタリティーブースでランチ。しかし内容は最低。いきなり、あのランチボックスではガッカリでした。レース中はメディアセンターも利用でき、順位やレースの進行状況がわかり、大変便利。また、グランドスタンド側にも席が確保されており、反対側からも楽しめる配慮が嬉しかったですね。レースのほうはと言うと、グリッド先頭のスープラをTAKATAとMobil1がスタート直後抜き去り、期待が高まりピット上では皆興奮状態。しかし悪い予感どおりNSX同士の激しい競り合いとなり、遂にはTAKATAがスプーンでコースアウト。結果としては、Mobil1とARTAがワンツーで、ファンとしては満足。ただ、ドライバーズポイントでは1ポイント及ばずチャンピオンは逃してしまいました。

レース終了後からパーティー開始までは比較的時間があり、各自チェックイン後、休息をとったり、翌日の走行の準備をしたり思い思い過ごします。今年は日・月曜日の開催のため、レース終了に合わせて帰途につかれた1日参加のオーナーも多かったようで、このため両日参加者対象のパーティーの列席も少なかったようで、会場も例年とは異なりました。ディナーパーティーの料理は量的にも満足。パーティーの内容も例年とは趣向の違う良いものだったと思います。テレビゲームでは鈴木亜久里監督、土屋圭市選手を抜いて、小学生がドライブするNSXがトップでゴールインしました。プロドライバーやホンダ関係者とあちこちで歓談、この雰囲気はいいですねえ。抽選会では、人数が多いということもありますが、ジャパンのクラブ員が一番多く景品を獲得したのではないでしょうか。羨ましい。また、パーティー内で「200,000Km走行」の表彰がありました。素晴らしいのひとことです。是非、300,000Kmを目指していただきたいです。おめでとうございます。公式二次会も開催されましたが、平行してクラブ・オブ・ジャパンでは恒例のカラオケ大会を開催。一番大きな部屋にも入りきれないほどのクラブ員が集まり、熱唄しました。

第二日。いよいよ走行メニューが始まります。各自のプログラムに応じて、フルコース、南コース、ジムカーナコースを走ります。また、日頃経験できない、スキッドパッドやブレーキングも体験できます。メインコースでは流れるようにNSXが駆け抜けていきます。やはり鈴鹿は鈴鹿です。走行が終わると人気の同乗走行です。愛車の助手席に乗り、プロドライバーが東コースをドライブしてくれます。同時に、車のバランスチェックのコメントも貰えます。ファイナルパレードですが、今年はちょっと例年と違って、10台ずつぐらいの小グループに分かれ、慣熟走行くらいのスピードで3周ほど走りました。もちろん、同乗者も乗せています。

記念写真撮影後、メディアセンターで昼食をとり、閉会式。来年の再会を約束して、各自鈴鹿をあとにします。今年も海外から5名のゲストを招きました。98年のもてぎから続いているものです。年々参加希望が増えるほど海外でも知られたイベントになっています。アメリカではNSXCAが主催するNSXPOが毎年開催されていますが、内容・規模ともにフィエスタが勝っており、彼らも満足して鈴鹿をあとにしました。19日のジャパンのクラブ員対象の工場見学に合流。22名でした。ラインにはアキュラのType-Tが、奥の別棟工場にはType-Rが、そしてリフレッシュのブースではまさに完了し、オーナーの引き取りを待つNSXが。リフレッシュ担当のおふたりは、当たり前ですがすべてにわたり熟知されていて、ちょっとした外装トラブルについて相談したクラブ員の車を診て、アッと言う間に調整してしまいました。スゴイ。これからも大切に乗りますよ。翌日はツインリンクもてぎ内の施設、アクティブ・セーフティー・トレーニングパーク、北コース、コレクションホール、ファンファンラボ、サイド・バイ・サイドを見学。ASIMOにも逢いました。

今年のフィエスタ全体のとしては、初日に華やかなJGTCのレースがあって盛り上がったのですが、2日目は台数も減り、例年のレーシングNSXのデモ走行もなく、遊園地も閑散としていて、尻すぼみの印象が拭えませんでした。やっぱり盛り上がったところでお開きというのがお祭りらしく、何か名残惜しさを感じて、私は好きなのですが・・・。個人的には土・日の開催を希望しています。

主催者側は「史上最高の350台の参加」と誇らしげに言っていましたが、実際には関東からの日帰り参加という強行スケジュールのオーナーも多くいたわけで、日頃から「安全」を口にするメーカー・ディーラーならこのあたりの配慮も欲しかったところです。それほどまでしても参加したいオーナーがいる、魅力的なイベントであることは間違いありません。また、パレード時など待機時間が多くありましたが、環境面からも「アイドリング・ストップ」の徹底も不十分でした。今後、このイベントが名実ともに素晴らしいものであり続けるため、よりよいものにしていきたいと願わずにいられません。来年も、お会いしましょう。(富吉啓文、神奈川県、2002.11.23.)

GT観戦が有るとのことで前日鈴鹿に向かうのも渋滞に遭うと思っておりましたが、すいすいと予定通りに着いてしまいました。でもホテルのフロントに着くと対応が慣れていないと言うか、夕食に行って指摘されたんですが宿泊者カードをくれなかったり..。2回も名前を書かされたりギクシャクした対応が気になりました。でも元さんが話していましたが殆どの人がサーキットホテルをとれなかったらしく駐車場もいっぱいで、「良く取れたな、ゴリ押ししたんだろう」って質問に、「そんなことは無いですッ!」と即答しておきましたが上原さんや清水さん達と一緒でラッキーでした。わざわざ名古屋で途中泊したクラブ員もいましたが朝の渋滞を匂わせた結果、早朝に名古屋を出発するために5時起きしたそうです。私の脅かしに対して早く着きすぎたと反感をかってしまいました。苦笑い(Mさんごめんね)。

パレードの為の用意に色別に分けての駐車は面白かったです...でもバックヤードの車が来た時どうするのか興味津々で見てたんですが、やっぱり青系に行きました。移動の際、どうなる事かと思っていましたが何とかロードコースに並べられて始まったパレードランも良かったと思います、あれでGT観戦客の中の数十人はAホット客になったのではないでしょうか(苦笑い)。GT観戦は前半に盛り上がりましたがホンダ同士絡んだ為にベストの結果ではなかったようです。第一コーナーまで行って来ましたが寒かったので直ぐ帰って来てピットウォークを楽しんでおりましたが、サーキットクイーンのたどたどしい説明が可愛かったように思います。

2日目も天候に恵まれ、思いっきり飛ばそうと思ってはいたものの..2年ぶりのロードコース、恐ろしい記憶がよみがえってニュータイプRにどんどん離される結果となり鈴鹿の難しさ、自分のスキルの低さを再認識させられました、ベーシックからやり直して何回か通っても簡単にタイムは縮まるものではないくらいのテクニカルコースでしょうね。45分間、我を忘れて力走?しましたが最後には体の熱さに伴い頭がボーっとなり危うくニアミス、接触をしそうになりましたが無事終了...。帰りも日曜日では無い為、すいすいと帰れたのが心地よくも疲れた体にとって何よりでした。心残りとして上げるならば、パーティーの時にしゃぶしゃぶを食べ忘れた事だったように思います。Iさんはその場を離れずかなり食していたとか....笑い。それとSさんがマイCDを持ってカラオケルームに現れなかった事でしょうか(苦笑い)。みなさん来年も必ず楽しみましょう。(佐野誠、神奈川県、2002.11.24.)

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